この恋のとろける温もりを感じたい
「んっもう」
「蘭花の唇の横に付いたタレを舐めたら、美味しくて...つい怒ってる?」
桃也さんは、苦笑いをしながら私の髪をクシャリと撫でる。
別に人が沢山いる場所で期待した私も、おバカだと思うけど。
やっぱり、ちょっとだけ損した気分になる。
でも始めてみる桃也さんの子供みたいな笑顔、許せなくても、それだけで許せちゃいます。
手に持ったイカ焼きを食べ終わり又歩き始めると大きな枝垂れ桜の前で足を止め、ふと全体を見渡した。