【完】神様のうそ、食べた。
『――みなみを見てると、イライラする! 嫌ならもっとはっきり断れば良いんだ。俺、みなみが断らないなら俺がビシっと言うから!』
結局何も話さないまま、ズルズルと部長と会ってしまうと、侑哉に心配をかけてしまう。
人に何か言わなくても、先回りして代弁してくれた侑哉。
けど、それじゃあ、あの夜に閉じ込められたまま。
「私の気持ちは、部長や有沢さんみたいな人には、り、理解できないと思います」
『そんなんじゃ、みなみ、ずっと幸せにならないから! 俺とずっと居たいならいいよ! 別に!』
怖い。怖い怖い怖い。
部長みたいにはっきりすっぱり言える人にはどう言われるか分からないけど、怖い。
「デリケートな話なので、お願いですから関わらないで頂けますか!」
そう絞るように声を出すと、思いのほか大きな声が出た。
自分でもびっくりしたけど、怯んでなるものか。