哀しみの瞳
帰宅途中、偶然、沙矢に会った。 「理恵!!会いたかったよぉ!全然会えないんだもん、秀さん達に合格祝いをしてもらって以来だよねー どうだった?元気してた?」 「んっー元気だよ!沙矢は?」 「沙矢は、この通り!まぁ私なりに、頑張ったかいもあって、志望高に、入れたしね!武さんとの夢に向かって、まっしぐらーって とこよ!えへーん!振られちゃったけどね」 「本当、沙矢は、元気だねー、でもそれでこそ沙矢だよ。 それより、武さんに、いつの間に振られたりしたの?」 「ねぇ、ねぇ、聞いてよ!武さんったらね、私がストレートに告白さたらね! 俺は沙矢ちゃんに、一度たりとも、そんな感情持ってないしぃ、これから先も、絶対持たないからって! ひどくない? でも私、めげない!私達の未来は、まだ限りなく続くのだから!!」 「沙矢!偉い、偉いよ!そんな風に思えて」 「理恵、有難うね。 理恵は応援してくれるよね?」 「もちろんだよ!だって理恵の大好きな二人の事だもの。」 「理恵、有難う!理恵にそう言って貰うと、百人力!沙矢も、応援するからね?理恵達の事」 「ええっ、理恵達って?」 「はぁっっっ?決まってるでしょ?理恵と秀さん」
< 22 / 296 >

この作品をシェア

pagetop