ホンキの恋 【ヒミツの恋続編】
『ねっ!早く食べてみて!』




一人にやける俺に催促してくる裕美。




「いただきます。」




そう言ってまず玉子焼きに箸をつけた。





口に入れて飲み込むまで食い入るように見てくるから、なんか食べずらいな。





『どう?美味しい?』





「ああ。すっげー旨いよ。」





そう言うと嬉しそうに笑って、ハンバーグも食べてくれとせがむ。





食べて旨いと言うと、





『良かったー。』




本当に嬉しそうに笑った。




「おばさんの料理と変わらないくらい旨いよ。

裕美って料理出来たんだな!」




『ま、まあね!』





箸の止まらない俺をずっとニコニコしながら見てた裕美。




最初は見られてたら食いずらいと思ってたけど、こんなに嬉しそうに笑う顔がみれるなら、全然平気だなと思った。


< 151 / 193 >

この作品をシェア

pagetop