キスから始まる方程式
「七瀬……。この前の続きしよっか……」
甘い吐息と共に、再び耳元で響く桐生君の声。
ボンッ!
一瞬にして体中が沸騰するのが自分でもわかった。
っ!? こ、この前の続き……!?
あまりの衝撃発言に、頭がパニックになる私。
続きって何!? ……ってか、そもそも“この前”って、いったいいつの“この前”!?
目を白黒させながら動揺する私に、再び桐生君の形のよい唇が重なる。
「んっ……んんっ……!…………っ!?」
しかし今度のキスはいつものそれとは違う。
世間一般では“大人のキス”と呼ばれる類のものだった。