REAL YOU~本当の君~
「うん、さっきね、この下のお寿司屋さんで母親と食事してたんだけどさあ、何だかまたご機嫌斜めでね・・・。」

「え?お母さんとですか?何かあったんですかね?」

「うーん、わからんよ・・。」

「まあ、少し様子見た方が良いですよ。」

「そうだね。」

あたしは、由布子ちゃんと話してからまた裕貴と絵美の所に戻り、ジーマを飲んでいた。

確かに今日は、暇。

ていうか時間もまだ19時だし・・・。

むー・・・。気分が冴えない・・・。何でまた疎遠になるねん?


親は難しいなあ・・・。そう思いながら飲んでいた。


すると、暫くしてから誰かが入ってきた。

「いらっしゃいませー!」

絵美の高い声にあたしはドアの方を振り向いた。

入ってきたのは、今までに居ないちょっとクルールな感じのメガネ男子だった・・・。
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