REAL YOU~本当の君~
あたしは、何でこういう素朴で冷たそうな雰囲気に惹かれるのかなあ・・。まあ、人それぞれだけどね・・・。
彼は、佐野高治。
28歳でIT関係の仕事をしている。
確かに背が高くて真面目そうな感じは受けた。
この人は、自分から話掛けない。あたしが話すようになってから話す人。
男は大概そんなものかなと思った・・・。
彼と話す事は、大した会話ではないけど、何気に楽しかった。
「どこに住んでるの?」
「今はたまプラーザです。4月に三重から出てきたばかりだからこの辺の事まだ分からないんですよ。ここは、友達が紹介してくれて、ゴールデンウイークに来て今日で2回目かな・・。」
「そうなんだ・・。連休は来なかったなあ。」
そういうとあたしは、彼の指に目が留まった。
細くて長い指。何か楽器やってたのかなあ・・。
「ねえ、何か楽器やってた?」
「え?ああ、昔ピアノとフルート習ってた。」
「へー・・。凄いね・・。」
「いや、そんな事ないよ。もう指が忘れてるし・・・。」
「あたしも昔ピアノ少し習って、短大はバンドしてたの。ドラムとボーカル。」
「そうなんだ・・・。」
何だかこんなありきたりの会話だけど凄く楽しかった。
何だかんだ話しているうちに時間が過ぎ、あたしは彼と連絡先の交換をした。
ここで、また1人新しい友達を見つけたと思っていた・・・。
この時までは・・・。
彼は、佐野高治。
28歳でIT関係の仕事をしている。
確かに背が高くて真面目そうな感じは受けた。
この人は、自分から話掛けない。あたしが話すようになってから話す人。
男は大概そんなものかなと思った・・・。
彼と話す事は、大した会話ではないけど、何気に楽しかった。
「どこに住んでるの?」
「今はたまプラーザです。4月に三重から出てきたばかりだからこの辺の事まだ分からないんですよ。ここは、友達が紹介してくれて、ゴールデンウイークに来て今日で2回目かな・・。」
「そうなんだ・・。連休は来なかったなあ。」
そういうとあたしは、彼の指に目が留まった。
細くて長い指。何か楽器やってたのかなあ・・。
「ねえ、何か楽器やってた?」
「え?ああ、昔ピアノとフルート習ってた。」
「へー・・。凄いね・・。」
「いや、そんな事ないよ。もう指が忘れてるし・・・。」
「あたしも昔ピアノ少し習って、短大はバンドしてたの。ドラムとボーカル。」
「そうなんだ・・・。」
何だかこんなありきたりの会話だけど凄く楽しかった。
何だかんだ話しているうちに時間が過ぎ、あたしは彼と連絡先の交換をした。
ここで、また1人新しい友達を見つけたと思っていた・・・。
この時までは・・・。