魔女の瞳
私は素早く振り向く。

目前に立つホムンクルスは、既に先日見たものよりも大きくなっていた。

人間の子供くらいの大きさだった筈が、今では三メートル以上に成長しているだろうか。

…目を凝らすと、そこここに白骨が転がっている。

人間の骨ではない。

この廃工場を住みかにしていた野犬や野良猫の骨のようだ。

「人間以外もお口にあったのかしら…?」

私はホムンクルスを睨みつけた。

位置関係は、ちょうど私と修内太がホムンクルスを挟む形。

位置としては有利だ。

だけど、私は修内太を戦力として見ていない。

「一気に決める!!」

私は右手をかざし。

「           !!」

高速詠唱!!

同時に右手に収束された魔力が、瞬時にスパークしてホムンクルスに襲い掛かった!!

『電撃』の魔術。

人間が食らえば一瞬で黒焦げになってしまうほどの電流が、ホムンクルスめがけて放たれる!!

しかし。

「速い!」

ホムンクルスは敏捷な動きで電撃を回避し、そのまま私に突っ込んでくる!!

「このっ!!」

私は瞬時に呪眼を発動させ、ホムンクルスを睨んだ!!

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