一冊の手紙Ⅱ


昔から見てきた、光輝の姿。

そんな光輝の一つひとつにキュンとする私。


「頑張れ、小さくて大きな光輝くん」


私は光輝に向かってそう呟いた。

『今は小さくても、大きくな人になってやる‼』
昔、光輝が言ってた。


光輝は私の中では、とっくに大きな存在になっている。



もしも、赤い糸があるとするのなら、私は、光輝と繋がっているのだと思いたい。



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