続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
「あの……。
王河?
なん……で?」


背中から声が聞こえた。


「あー、野々宮の代わり」


振り向いて、乃愛と向き合う。


「夏帆の代わり……?
夏帆、どうしたの?
具合でも悪いの?」


乃愛の顔がスッと曇る。


心配そうな顔。


「あー、違う、違う」


俺は両手を振って、野々宮病気説を否定した。

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