星降る夜に。
姉はアクセサリーの入った箱を指さして言った。


「あ、言ってない…」



昼間、大輔さんから貰ったものはネックレスと同じデザインで、小さなハートが横に3つ連なった繊細で華奢な作りだった。
同じピンクゴールドで肌なじみの良い色だ。


私のために作ってくれたと思っていいのかな。




「だったら連絡してお礼を言う。それに、自分の気持ちに正直にならなくてどうするの。莉子だって何とも思ってなかったらそのネックレス、肌身離さずつけてるわけないわよね」


「う…」



核心をつかれてドキッとした。これだから姉には隠し事が出来ない。

姉は今夜の夕飯だというカレーライスを出してくれた。このカレーは由衣でも食べられるようにハチミツやりんごを使っていて、甘さとコクがあって美味しい。



「考えてもみなさいよ。リゾートから3ヶ月近く経つでしょ?その間ずっと莉子のことを好きでいてくれるって、すごいことだと思うよ?莉子がそれに応えられなくても、彼の気持ちを汲むことくらいしてもいいんじゃない?」
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