星降る夜に。
大輔さんはそれをまじまじと見て、そっと撫でてくれた。


「痛くない?」


「大丈夫。朝からずっとつけてたから、くっきりついちゃった」



考えてみれば、仕事が終わってからつけたって良かったんだ…。無意識のうちに張り切っていたのであろう自分に苦笑してしまう。



「莉子の足首とのバランスがいいんだな。ネックレスもそうだけど。本当は指輪も作ったんだ…。でもまずいだろうから渡さなかった」


この暗闇に沈んでしまいそうな低い声。大輔さんに伸ばしかけた手を慌てて引っ込める。

触ったらいけない。



「指輪も可愛いんだろうなぁ…。そういえばうちの姉がね、今度お店行きたいって言ってた。このネックレス、可愛いって言ってたよ」



大輔さんの手が私のネックレスに触れる。

私の大切な宝物。

ネックレスもあの3日間の思い出も、大輔さんも。



「これは売るの止める」


「どうして?可愛いから売れるよ、きっと。肌なじみもいいし、華奢なデザインだから何でも合うし」



もしこのシリーズが販売されたら、私は絶対に買う。指輪も欲しい。
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