星降る夜に。
「一応ここのオーナー。横村透です。大輔から聞いてない?」


「もしかして、リゾートのチケットをプレゼントした…?」


「そうそうそう。あっ、集荷だよね?立ち話もアレだし、中へどうぞ」



大輔さんと同じで明るい性格のようだ。

経営者で、確かデザインもうやってるんだっけ?


店内に入ると大輔さんはちょうど接客中だった。立ち姿を見るだけでときめいてしまう。



「荷物取ってくるから待ってて」



横村さんが奥に行ってしまうと、私は店内の中央にある一際大きなショーケースを覗き込んだ。


ブライダルジュエリーと思われるものが並べられている。

ダイヤモンドの指輪にブレスレット、ネックレス、ティアラ。

どれも豪華絢爛だ。

私はこういう物の相場は分からないけど、それなりの金額なんだろう。
特にネックレスやティアラなんて、一生働いても買えないと思う。
そういえば式のときにレンタルするジュエリーはどれくらいするんだろう。
お義母さんが決めてくれたから私は知らない。



「莉子ちゃん、お待たせ」

< 69 / 171 >

この作品をシェア

pagetop