星降る夜に。
女の子は小さいときから女なんだなぁ。



「どのようなものをお探しですか?」


「莉子のような、何にでも合わせられるようなネックレスが欲しいんです。リーズナブルで手入れも簡単なやつ」



大輔さんはショーケースの中からいくつかネックレスを出していた。



もしかしたら何か反応してくれるかも知れないと思って、少しオシャレしてきたけど無駄だったかな…。

髪の毛は毛先を巻いた。

それから首元にビジューがついた白いノースリーブのチュニックとアンクル丈のスキニージーンズ。


いつもと違う雰囲気になれたと思ったけど、見てくれなくてもいい。今の私を憶えていてくれたら、それだけで。



「莉子ちゃんの指輪、ここにある?」


「ここにはないなぁ。違うお店のものなんだよ。でも、この中のジュエリーも綺麗だよね」


「莉子、ちょっとこっちに来て」



姉に呼ばれてカウンターに行くと、小さなクロスのネックレスがあった。
ゴールドで華奢な作りのもの。シーンを選ばずにつけられそうなデザインだ。
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