恋のカルテ

昼の休憩をはさんで、またパソコンに向かう。

「それでは、各々で自由に操作してみてくださいダミー患者のIDは0000です」

架空の患者の架空カルテを使って実際に診療記録を打ち込んでみたり、薬を処方したり入院させてみたり。

午前中よりもずっと楽しくて、あっという間に時間が過ぎていく。

「それでは皆さん、お疲れ様でした。本日は以上で終了となります」

ジャスト五時半。

今日も定時上がりだ。

後片付けをしていると、森くんが私をじっと見つめてくる。

「なに、森くん」

「なにって、分かってるくせに」

森くんの言いたいことは分かっている。

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