恋のカルテ
「ごめんね、遅くなって……」
中に入ってみると、圭人がスーツ姿のまま、ソファーで横になっている。
少し顔が青白く見えるのは、照明のせいだろうか。
「どうしたの、圭人。調子でも悪い?」
「いいや。ただ今日は少し疲れたから少し横になっていただけ」
圭人は短く息を吐いてゆっくりと起き上がる。
「そうだよね、朝も早かったし。ご飯まだでしょ? 今作るからその間にシャワー浴びてきていいよ」
「ああ、そうさせてもらうよ」
バスルームへと消えていく圭人の背中を見送ると、私はキッチンに立つ。