恋のカルテ

冷蔵庫の中を漁ってみつけたのはブロッコリーとベーコン、それと冷凍の小エビ。

「これで、パスタにしよう」

買い置きしてあるパスタと、トマト缶を手に取ると早速作り始める。

あとはニンジンを細く切ってドレッシングで和えたサラダ。

それと昨日の残りのメロンを一口サイズに切って器に盛り付けた。

テーブルに並べ終えた頃、戻ってきた圭人と出来立てのパスタを食べる。

「有り合わせで作ってみたんだけど、どう?」

「旨いよ」

「よかったー。本当はね、帰りにスーパーに寄りたかったんだけど森くんのせいで、ああ、森くんてね、同期の研修医なんだけどお父さんが大学の教授でなんていうか、自由な子なの」

「……そう」

「でもね、講義中に寝るってどういう神経だと思う? おかげで今日の内容を森くんに教えなくちゃならなくてこんな時間まで……あ、ひとりでしゃべりすぎだよね。ごめん」

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