恋のカルテ
「へえ、それはどうかな。どうせなら適当に付き合って、教授のパパに口きいてもらえるように頼んでくれよ。僕の営業成績のためにさ」
そう吐き捨てるように言った。
いつもの圭人じゃないみたい。
疲れて苛立っているのだろうけど、あまりにも酷い。
「……圭人、本気でそんなこと言ってるの?」
そう問いかけたら、圭人の顔が涙で滲んで見えなくなってしまった。
シンと静まり返ったダイニング。
パタパタと落ちる自分の涙が、テーブルに広がっていく。