地球最後の日,君を愛そう
自分の部屋に入る。



久しぶりの自分の部屋。



家を出た時と同じ、服が散乱していた。



ベットに横になる。



………帰って来ても、おかえりもない。



酷く冷たい家。



たばこに火をつける。


煙が天井に登った。



私は何のために生きてるの?



何のために産まれてきたの?



誰か私の“生きてる理由”を教えてよ………!



誰かって思う度に孤独感が襲う。



寂しさと孤独が私を包むの………。



「………………皆消えてしまえばいいのに…………」



目をつぶると闇と同化した気分で落ち着く。


私は深い闇の中に落ちていった。



空に浮かんだ赤い月が小さく光った。
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