地球最後の日,君を愛そう
「…………これ以上家族に迷惑かけるな。」



父はそう言い家をでて行った。





一人とりのこされる。




リビングからは、母と兄の声がする。





家族に迷惑かけるな……





父の言葉が響く。





私はもう、家族でもないんだ。




なんなら、この家族の幸せを壊してやろうか?




楽しげな笑い声もなくしてやるよ………!!




皆消えてしまえっ………!!



ガンッと壁をおもいっきり蹴る。





リビングの笑い声がとまった。





リビングを睨みつけると母が出てきた。





「ちょっと美華っ………」





私は母をしかとして、家をでた。
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