【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
次はボストンに帰りたいって呟くと
課長も大きく頷いた。
だけどそうなったら私たちには別れがくる。
何となくしんみりした。
「LeonとAmandaみたいに頑張れば続くさ」
それは、相当な努力だと思う。
アメリカの友人とはライブチャットで話しをしたりするけれど
それも極たまにだ。
メールだけは、お互いマメに送りあうけれど
やっぱり淋しさはある。
その相手が恋人だと思うとせつない気持ちしか浮かばない。
「Amandaに言われた」
課長の顔が何だか恥ずかしそうで
「彼女がLisa?」
席に戻り携帯を片手に連絡をとろうと焦っている課長に
「kennyもそんな風に焦るのね。何があったかわからないけど早く追いかけないと失うわよ。彼は、彼女をとても大切に思っているみたいだから」
私とみやちが手を取り合って走り去る姿を見ての一言だったらしい。
「彼女も彼の手を取った。思いは強いわよ」
その言葉に愕然としたらしい。