【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
父も母も日本語より英語を話してきた生活の方が長いのだから仕方ない。
弟に至っては、日本に住んでいた事すら記憶が薄いと思う。
「発音が何でそんな悪いの?」なんて弟と母を笑ったりもしたけれど
こうなるのがわかっていたなら、日本語をきちんと勉強しておけばよかった。
日本についてもっと知っておけば良かった。
成人式も着物が着たかったなぁなんて今ごろ思う。
何より漢字の勉強をしておくべきだった…。
そして日本の歴史…。
これは漢字以上に置き去りにされている。
勉強はしたが日本とはやはり解釈の違いがあり
元号は難しい。
そして何て難しい名前なんだと嘆きだしたくもなる。
みやちが貸してくれた歴史上の登場人物の漫画も
みやちが名前にフリガナをふったお手製のしおり付で貸してくれて
少しずつ覚えているというところ。
いや、覚えているとは言い切れない。
知ろうとしているところが正解かも…。
とにかく日本に来ての生活は何においても
親の言うことは聞いておくものだと反省した。