お前のこと、一生かけて守るよ
「なに膨れてんだよ」
「べつに膨れてなんかいません!」

なんでこんなあたしだけ、ドキドキしてさ!

そりゃあ、キスする前は先輩もドキドキしてたかもしれないけど、してしまえば、からかうくらいの余裕があるんだもん!

そう思ったら余計プリプリしてきて、先輩のほうではないほうに目線を移した。

「理瑚」

するとすぐに、先輩があたしの名前を呼んだ。そんなものであたしが振り向くかと返事をしないでいると先輩がピタリと歩くのをやめた。

止まればもちろん気になるのは当然で、あたしも足を止め先輩のほうへと顔を向けた。


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