Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
連絡はつかず、刻一刻とパーティの時刻は迫ってくる。
――――どうすればいいの?
客間の窓を叩く音。
「!?」
窓の外を見ると、瀬川さんの姿が見えた。
「瀬川さん…」
私は窓の鍵を開けて、瀬川さんを招き入れる。
「既に怜様も邸宅に到着されています…ワケありで窓からの入室となりました…申し訳ない…」
「会長…私の為にドレスを選んでくれたのはいいんですが…」
「ボロボロで着れないでしょ?」
――――どうすればいいの?
客間の窓を叩く音。
「!?」
窓の外を見ると、瀬川さんの姿が見えた。
「瀬川さん…」
私は窓の鍵を開けて、瀬川さんを招き入れる。
「既に怜様も邸宅に到着されています…ワケありで窓からの入室となりました…申し訳ない…」
「会長…私の為にドレスを選んでくれたのはいいんですが…」
「ボロボロで着れないでしょ?」