Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
「俺は唯の踏み台。皆…セレブがスキなんですよ。特に東大に通う女性は計算高い。そんな女性ばかり相手していると…使用人の息子に生まれた自分自身が惨めになって、恋愛は放棄中です。それに今の俺は、紗耶香お嬢様の世話で手が一杯です」



「そうなの…瀬川も色々と苦労しているのね」



「苦労だなんて…」



私は人肌に温められたホットミルクに喉を通す。



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