Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
俺は紗月の心の傷の瘡蓋を剥がしてしまった。


紗月はそんな俺に感謝すると言う。



でも、彼女は自分の中に芽生えた赤子の命を殺してしまった罪の深さに震えていた。



俺は親父譲りのエゴで彼女に自分の子供を産ませようとしている。



俺は紗月がスキだ。



紗月以外に考えられない。



全てを知っても、紗月に子を産んで欲しい。



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