続*俺様王子とキケンな契約!?
何が起こったか分からず頭がついて行かない。
「神矢、く…ん、…」
神矢くんは着ていたTシャツを乱雑に脱ぐとあたしに覆いかぶさり
言葉を遮るかのよう強引に唇を奪った。
呼吸さえままならないほどのキス。
舌先が強引に唇をわり、深いキスを与えられる。
「…ぅ、んっ」
突然で強引なキスに思わず声が漏れる。
絡めて離さないまま何度も角度を変え
長いキスののち、そっと唇を離した。
唇が離れたときには、肩で息をしていた。
今度は神矢くんの手が伸びてきて肌が見えている肩を指でなぞられる。
くすぐったくて身をよじると首筋に熱を持った唇が這うように滑っていく。
そして、バスタオルに神矢くんの手がかかったとき
あたしはギュッと目をつぶった。
……だけど、何もしてくる気配がなく
あたしはゆっくり目を開けた。