続*俺様王子とキケンな契約!?
「どーせお前、いつまでも待たせてるからって不満に思ったオレが他の女に走ったとでも思ってんだろ」
「……えっと」
外れてはない……
「とうとう浮気したとでも思ったか?んなことするかよバカ。お前がいて興味のない他の女なんか構うわけねぇし。」
ため息をついた神矢くんはあたしの隣に寝転んだ。
「じゃあ、あの女の人は…?電話の人なんでしょ?すごく仲良さそうだった……」
笑いあっている二人の姿が脳裏に浮かぶ。
消えて欲しくても消えなかった。
「ああ、あの女はハルの新しい彼女」
「……え?ハル…ってあのハルさん?」
ハルさんと言う人は神矢くんのお父さんの直属の部下。
まだ契約で同居していたときいきなり訪問してきたんだよね……
あのときは神矢くんにいきなり彼女だなんて言われキスまでされそうになるし…
大変だったな…あのとき。
「そのハルの彼女がハルに誕生日のプレゼント何がいいかって言ってきて。オレはあんなヤツの趣味なんか知らねぇし断ったけどしつこくてよ」
仕方なくプレゼント選びに付き合っていた、と言った。
それで、メンズブティックなんか行ってたんだ!
なるほど……筋が通る。