悪夢の少女

そして消毒をしながら

「いつも冷静なルリが怪我をするなんて珍しいわね。

なんかあったの?」

心配そうな顔で私に話しかけてきた。

「…別に。少し、イラついてただけ。」

消毒が終わり、包帯でぐるぐる巻きにされていく右手をみて顔をしかめる。

「ルリがイライラする事自体おかしいって言ってるのよ。

まったく…あなたなら私の言ってる意味くらい分かってるんでしょ。

昔から無愛想なんだから…」

少し悲しそうな顔をした先生。

…無愛想…か。

よく言われるけど…
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