【完】恋愛条件


蓮の手…、温かい…



「…」

『な、なに』


人がせっかくいい雰囲気に満足してたのに、なんでガン見するのよ。







「…似合ってんじゃん、浴衣」


あんだけ似合う?とか馬鹿にしたように笑ってたのに、今の蓮は素直に嬉しい事ばかり私に言ってくれる。



『あ、りがとう…』

「おう」


ギュッと握る手に少し力を入れて、腕にしがみついた。



「甘えん坊」

『うっさいっ』


決して顔を蓮の方には向けず、俯いて冷たく言った。

私は蓮みたいに素直に言えないから可愛げ無いとか思われてるだろうな…



「ま、ツンデレも好きよ」

『ツンデレじゃないし!!』


こんな笑いあってのやり取りが一番好き。


上手く伝えきれなくっても…




蓮にはちゃんと伝わってるよね…


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