モテるんは俺の趣味やっ!
そんな言い合いをしながら、たっちゃんとあたしが連れ立って西門のほうへと歩き出すと、それに気づいた先輩たちが声をかけてきた。






「ミサキ、たっちゃん。どこ行くん?」






そう訊いてきたのは、部長のヨシキさん。




隣ではヤマモトさんもこっちに目を向けている。






「急に100パーのぶどうジュース飲みたなったんで、西門のコンビニ行ってきますー」






たっちゃんがにこにこと手を振りながら答えた。




するとヨシキさんが呆れたように肩を竦める。






「ほんで、ミサキ連れてくんか。


相変わらず仲良しやなぁ。



お前らやっぱ、ほんまは絶対付き合うとるやろ!!」






「付き合うてませんて!!」







あたしは即座に否定した。




それを聞いてヨシキさんが悪戯っぽくにぃっと笑う。






「まー、ミサキの性格やったら、隠したいんも分かるけどなぁ」






「ちゃいますって、ほんまに!!」






あたしはたっちゃんの同意を求めて、その顔を見上げた。





なのに、たっちゃんは、何も言わずににこにこしているだけだ。




ほんま、なに考えとんねん。



お花畑アタマの思考は理解でけへんわ。







「ま、付き合うとっても、ちゃうかっても、どっちでもええけどなー。


もうだいぶ暗なったし、気をつけて行ってきぃや」





「「はーい」」






くそっ、また声そろうてもた。







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