憂鬱なソネット
*
「はぁ、疲れた………」
式が終わった後、控え室に戻ったあたしは、ハイヒールを脱ぎ捨ててソファに身を埋めた。
寅吉がいそいそと隣に腰を下ろす。
「お疲れさま、あやめさん。
なんか、色々ごめんね………」
「ほんとにね。
まったく、寅吉に愛想つかさないなんて、あたしってよくできた女よ」
「うん、最高のお嫁さんです」
嫌味を言ったつもりだったのに、屈託なくそんなことを言い返されてしまって、あたしは逆に恥ずかしくなった。
「そりゃ、どうも………」
そこに、控え室のドアが開いて、さっきの神父さんが顔を出した。
「あっ、神父さま、今日はありがとうございました」
「いえいえ、こちらこそ、楽しませていただきましたよ」
神父さんが人の好さそうな笑顔で、あたしと寅吉を交互に見た。
「長年結婚式の仕事をしておりますが……今日のような式は初めてでした」
「は、はぁ………でしょうね」
「はぁ、疲れた………」
式が終わった後、控え室に戻ったあたしは、ハイヒールを脱ぎ捨ててソファに身を埋めた。
寅吉がいそいそと隣に腰を下ろす。
「お疲れさま、あやめさん。
なんか、色々ごめんね………」
「ほんとにね。
まったく、寅吉に愛想つかさないなんて、あたしってよくできた女よ」
「うん、最高のお嫁さんです」
嫌味を言ったつもりだったのに、屈託なくそんなことを言い返されてしまって、あたしは逆に恥ずかしくなった。
「そりゃ、どうも………」
そこに、控え室のドアが開いて、さっきの神父さんが顔を出した。
「あっ、神父さま、今日はありがとうございました」
「いえいえ、こちらこそ、楽しませていただきましたよ」
神父さんが人の好さそうな笑顔で、あたしと寅吉を交互に見た。
「長年結婚式の仕事をしておりますが……今日のような式は初めてでした」
「は、はぁ………でしょうね」