憂鬱なソネット
「なんでも、初めに新郎役をしていたのは、新婦さんの弟さんだったとか」
「はい………すみません」
「神の前で愛を誓ってしまったのはいけませんでしたが、まぁ、真の新郎が間に合ったので、よしとしましょう」
「はい、本当にすみませんでした………」
寅吉がまたもや土下座をしそうだったので、とりあえず止めた。
「楽しく朗らかなご家庭が築けそうですね。末長くお幸せに」
「ありがとうございます」
神父さんが出て行くと、入れ違いのように両家の家族が入ってきた。
みんな、疲弊し切った顔をしている。
まぁ、あたしも同じだろうけど。
寅吉だけは違う理由で疲弊しているのが笑える。
「お父さん、お母さん、巧。
今日はありがとうね。
いろいろ心配かけたり迷惑かけたり、ごめんなさい」
「本当だよ! 俺、ぜってー寿命が10年くらい縮まったと思う」
巧が言うと、寅吉が「ごめんね、巧くん」と声を上げた。
「はい………すみません」
「神の前で愛を誓ってしまったのはいけませんでしたが、まぁ、真の新郎が間に合ったので、よしとしましょう」
「はい、本当にすみませんでした………」
寅吉がまたもや土下座をしそうだったので、とりあえず止めた。
「楽しく朗らかなご家庭が築けそうですね。末長くお幸せに」
「ありがとうございます」
神父さんが出て行くと、入れ違いのように両家の家族が入ってきた。
みんな、疲弊し切った顔をしている。
まぁ、あたしも同じだろうけど。
寅吉だけは違う理由で疲弊しているのが笑える。
「お父さん、お母さん、巧。
今日はありがとうね。
いろいろ心配かけたり迷惑かけたり、ごめんなさい」
「本当だよ! 俺、ぜってー寿命が10年くらい縮まったと思う」
巧が言うと、寅吉が「ごめんね、巧くん」と声を上げた。