この思いを迷宮に捧ぐ
「青英の母親は、鬼婆だからさ。普通の家庭を見せたかったって、親父が言ってたけど、青英のためになったんだかどうだか」

翠がおかしそうに笑って、どこから持って来たんだか、グラスに入ったままのワインをぐいっと美味しそうに飲み干した。


千砂はこうして、翠の出自を、そしてなぜ彼が毒に強いのかを、知ることとなった。



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