この思いを迷宮に捧ぐ
だから、いつの間にか眠ってしまったその翌朝、とんでもない強い後悔の念に襲われた。
泣いたせいか、頭痛だっていつもの比ではなかった。
眠りから意識が覚めてはいるのに、瞼を持ち上げることさえ辛いくらいだ。
「ごめんなさい。昨夜の私はどうかしていた。忘れて」
まだ覚醒しきれていない中、ちょうど部屋を出ていく翠の背中に、千砂はそう言葉をかけるのが精一杯だった。
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