吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜

30分後



「…ただいま」



「魅音お嬢様、お帰りなさいませ」



家の中に入ると、
使用人の理恵が出迎えてくれる



私の家は大豪邸でかなり土地を保有しており、
例えるのであれば...宮殿に近い感じの作り



うちには使用人が何人も使えていて、理恵もそのうちの一人。
ただし、扱いが他の使用人とは違う



理恵は私の側近になることを唯一許されている存在であり、一番信頼出来る相手でもある



幼い頃から共に過ごしているからか、理恵のいない生活が想像出来ない...いなくなっては困る程に、私は理恵が大好き