吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜
「…あの、意味がわからないです」
「こっちの話だから気にしなくていいよ〜それより、これから暇?
良かったら俺が学園案内するけど」
「…えーと………、あ、すみません
用事が出来ましたので行きますね、ではっ」
「え、ちょっと待っ……」
彼女が走って行く方向に目を向けると、そこにいるのは……南雲 優だ
南雲 優とみおんちゃんが知り合い…?
ふーん……
彼女が彼のところに行ったことがとても気に入らない
せっかく良い感じに面白くなりそうだったのに、それを邪魔された
……あぁ、そうだ
「……良いこと思いついちゃった♪
気絶してるみんなを起こしてあげよう」
パチンッと指を鳴らして、魔法をかける
これで面白いことが起こるはず…
「暫くの間は退屈しないで済みそうだねえ...」
今後の展開を楽しみにしながら、俺はその場を後にした。
礼央side end