リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
だけど、正直にちゃんと答えたのに。
「何でだ。すぐに健太の顔が浮かんだろ?」
部長は納得のいかない顔で私を見ている。
健太?何で健太の顔が?
「や…特に…思い浮かばなかったですけど」
言いながら、何で部長はそんなことを聞いてくるんだろうと思った。
だいたいテストって、何のテストだったわけ?
「あの、一体何なんですか?」
「何って。……おまえ、健太のこと好きなんじゃないのか?」
「はっ!?私が!?何でそうなるんですか」
「何でって…覚えてないのか?健太はずっと大事な存在で一番の理解者だって。毎朝一緒に歩いてる話とか、聞いてもないのに俺に散々語ってただろう」
「えっ…!?」
「おまけにあなたは性格がねじ曲がってるとか言いたい放題言ってくれてたし」
「わっ、私そんなこと言って…ました⁉︎」
私が部長にそう聞き返した直後。
ドアが開く音と共に、
朝からやたらとテンションの高い大石主任が、
「おはようございまーす!」と、大きな声で出勤してきた。
「おう、おはよう」
「お、おはようございます……」
まだ話は途中だったけど、部長も私も直ぐさま大石主任と挨拶を交わす。
そしてお互い何事もなかったかのようにそれぞれのデスクに戻った。