リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
中には、サテンのロイヤルブルーのパンプスが入っていた。
「黒か青か迷ったんだが、白のワンピースだっつったらあいつ、相沢が絶対青の方がいいって言うから」
あの人が…そう言ったからこれになったんだ。
そう思うと変な気分になったけれど、そっとパンプスを手に取ると、何故だか心が高揚していった。
いつだったか、青のパンプスに心が惹かれたことがあった。
だけどあの頃の私の脚にはあまりにも不釣り合いで、華奢過ぎるように見えて。
手に取ることも出来なかったっけ。
「とりあえず履いてみろ」
でも今は。
不思議とこうして手に取ることが出来た。
ドキドキしながらパンプスを足元に置き、椅子に腰掛けた。
履いていた靴をそっと脱ぎ、片足をパンプスにゆっくりと入れる。
「サイズは大丈夫か」
「…はい、大丈夫です」
「もう片方も履いて立ってみろ」
「…はい」
私はもう片方の靴も脱ぎ、そっとパンプスを履いて立ち上がった。
「お、悪くないな。じゃあ次。コートも脱げ」
「えっ」
「新幹線でもずっと着たままだったろ。もしかしてキツイのか、ワンピース」
「きっ、きつくなんかないです!ぴったりです!」
煽られた勢いでムッとなった私は着ていたスプリングコートをすぐに脱いでみせた。