リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「つーかさ〜、友樹のデブ嫌いって、あいつなりの優しさの裏返しなんだよ」
飲んでいる青山さんに付き合っていると、しばらくして顔を真っ赤にした青山さんが勝手に話を始めた。
「俺らって双子じゃん?そのせいもあったらしいんだけど、俺らを出産してすぐに母親が亡くなってるんだよね」
えっ?青山さんたちのお母さんが?
「でもさ、親父にはすっげー可愛がられてたから、母親がいなくて寂しいとかっていう感情は俺も友樹もなかった気がするの。もちろん、双子だってのもあるせいか、いつもそばにはあいつがいたし、あいつのそばには俺がいたし。だから寂しくなかったのかもしれないなって」
「そうだったんですか…」
「でも、親父は母親がいなくなってから、ストレスで過食症みたいになってたらしくて。好きなモンばっか食って、余計なモンまで食って。超デブになってからは身の回りのことは全部お手伝いさんがするし、仕事以外はずーっと食ってたんだ」
ストレスから過食って…。
まるで、中学時代の私のようだ。
「で………最後は心筋梗塞で死んだ。動脈硬化がすっげー進んでたらしくてさ。いきなりだよ、中学ん時にポックリ死んじゃって」
青山さんはそう言うと、小さくため息をついた。