たとえばアナタと恋をして
結局もう1つコーヒーをいれ、3人で飲む。


「聞いたよー、祐太君。ダメよ、うちの夏生姫に手を出しちゃ」


祐太君はコーヒーにスティックシュガーを立て続けに2つ入れながら


「まだ出してないっスよー。ねー?」


……いや、あたしに同意を求められても……。


仕方なくあたしも何となく笑う。


「でも夏生は、ほら晃のモノだから。ねっ!」


陽菜乃は今までのイメージで言っているだけなんだけど、今のあたしにはちょっとキツい。


ただの冗談にすら、うまく乗れない。


「えーでも、俺先輩に言われましたよ」


相当甘いであろうと思われるコーヒーを飲みながら祐太君が言う。
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