仲良し8人組



「もう真由美らしいっていうか、何ていうか」


「でしょ!」



苦笑しているひなとニヤニヤしている真由美。


いつもと変わらない日常。


変化を求める人は多いけれど、変わらないのが良い事もある。


それは、ひなと亮介の関係も。



「で、何で綺麗目な服なの?」


「今日の夕方から中学の時に凄く仲が良かった友達で集まる事になってるんだよ。だから」



最後を強調して言ったのは、その中に彼氏が!?とかいう真由美の言葉が続かない様にだ。



「同窓会的な?」


「まあ、私を含めて8人だけだけどね」



たった8人。それでもひなにとっては凄く大切な8人。


思わずひな意外の7人の顔が頭を過りフフッと笑い声を漏らす。


そのひなの笑い声を聞いて真由美が、


「良いねぇ、そういうの」


と言いながら微笑んだ。



「うん。凄く楽しみ!」



ひなの笑顔はキラキラと輝いていて、誰もが惹かれるそんな笑顔だ。


真由美も、ついついひなの笑顔につられて笑う事が多くなっている。


二人で笑いあっていると、何かを思い出した様に真由美がぽんっと手を打った。



「あっ、そういえばね。また新しい話仕入れて来たんだ!」


「また怖い話?」



首を傾げながらも、ほぼ断定した言い方をひながするのは、これが初めてじゃないからだ。


真由美は怖い話が大好きで、日々ネットで新しい怖い話をチェックしているらしい。


体験談や、噂話。そういうのが主だ。


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