仲良し8人組



言われた言葉はハッキリ言ってキツい言葉だ。それでも、ひなの声が聞こえていたからの言葉だというのが分かる。



やっぱり亮介には声が聞こえてる!



それがひなの気持ちを嬉しくさせる。


でも、喜んでいられるのはここまでだ。亮介がひなに協力してくれるとは限らない。


ひなの事を知っている亮介なら、絶対に助けてくれると言い切れる。


でも、今、電話越しに話している亮介はひなを知らない…と思う。全く知らない人を亮介が助けようとするかどうか……。


それは分からない。



「す、…すいません。あの、貴方は堤亮介…さんですか?」


『……そうだけど。何?』



取り敢えず、電話越しの相手は亮介で間違いない。



「貴方には私の声が聞こえますか?」


『はっ!?何言ってんの?声なんて聞こえるに決まってんだろうが!』



声も聞こえてる。


サトシの言っていた相手は間違いなく亮介だ。



「私の声は殆どの人に聞こえません。私自信も殆どの人に見えません」


『何?自分が幽霊だ!とでも言いたいわけ?』



亮介の声は刺々しくて、今にも電話をブチッと切られてしまいそう。


だからこそ、切られる前に伝えなきゃならない。



「違います。元に戻りたいんです!……だから、助けて下さい」



助けて、助けて、……お願いだから、助けて。



『助けてって……。訳がわからねぇ。俺みたいな知らない奴に頼む事じゃねぇ』


「知らない奴なんかじゃないです!私にとって堤亮介は大切な人なんです!」



亮介の言葉についむきになってひなが口を開いたが、言ってからひなが口元を歪めた。


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