浅葱色に射す一筋の泪
土方「……………………………。
馬鹿すぎる………」
優輝菜「死にたいわけじゃない……。
死ぬならこうやって死にたいって思ってただけ……。」
平助「相変わらず仲良いなぁ〜〜〜。
土方さんが優輝菜にベタ惚れなのは見てて分かるけど、優輝菜も相当惚れてんだな………」
優輝菜「……………………………。
チビ助!黙れっっっ!!!」
平助「二十年近く一緒にいたけど、死を目前に、土方さんと一緒にいたいって言う優輝菜はほんもんだな………」
総司「照れますね…………」
土方「何でお前が照れるんだ。照れるのは俺だ…………」
優輝菜「子供達と別れを言うのが嫌だってのもあるんだけどね………」
土方「子供達は時がねぇなら一緒にいたかっただろうに……」
優輝菜「いたいに決まってるじゃんっっっ!!!
でもっ!弱っていく姿を見られたくないっっっ!!!」
土方「じゃ〜〜〜………生きろよ……。
何ビビってんだよっっっ!!!」
優輝菜「……………………………。
手術して……ダメだったら……?
寝たまま……死ぬのは嫌………。
私らしく……死にたい………」
土方「……………………………。
上等だ……。そん時は一緒に死んでやるよ……。銃で撃たれて死にたいか?」
左之「っっっ!!! 土方さんっ!!」
平助「なに行ってんだよっっっ!!!」
総司「…………………。ふふ………」
土方「そん時は共に死んでやる。だから……今は手術を受けろ……。
嘆くのはそっからだ………」
父「手術が怖いか?」
優輝菜「怖いに決まってんだろっっっ!!! この時代の医療技術で前代未聞の細い血管の手術なんて出来んのっ?」
父「俺とお母さんと優衣で治してやる」
優輝菜「……………………………。
半身不随になったら……迷いなく殺して……。」
父「……………………………。」
近藤「戦で手足を落としても生きようとしてる者がいる中……お前は………」
優輝菜「生き地獄は嫌………」
土方「……………………………。
分かった。お前の望み通りにしてやる」
優輝菜「ありがと………。」
土方「兎に角……コレラを封じ込めてからだ。 手術が決まりだ……。
病棟戻るぞ………」
全「はい………………」