ミク。
どれくらい抱き締めていたのだろう?陽菜の頬は粉雪と外気のせいでかなり冷たくなっていて、ユキと呼びたいと言われていた冬はふと先刻彼がここに絶対持って来て(願いのツリー)に飾るんだと、お気に入りの腹黒執事ポーチの中に忍ばせて来た色紙を、まだ取り出そうとしたまま硬直して、そのままになっていた彼の手から取り上げ、書かれていた(願い)のメッセージを漆黒の瞳に映し、驚きと興奮で再度頬を赤らめる。
【あ!ユキ駄目!これツリーに飾って叶えてもらうヤツだから見るの駄目!】
ハッ!と気付くなりそう云って胸に隠した陽菜はとても真剣で、本当に、誰にも見られずに願いのツリーの頂上に飾る事が出来れば、その願い事は必ず叶う。という迷信を信じきっている様子だ。だからだろうか?自然に優しい笑顔が作れて、優しい気持ちになれるのは?
【…ユキ?】
「うん。僕は陽菜のユキだよ。」
【‥‥‥】
「だから早く飾って帰ろ?姉さんも待ってるし、陽菜がまた体調崩したら、僕はイヤだよ。」
云いながら、すっかり冷たくなってしまった陶器色の白い頬にそっと唇を寄せ、ユキは陽菜の幼い恋心を手に入れた。今までで一番、何よりも温かな輝きに満ちたクリスマスイブ。
頬にされたキスが恥ずかしくて、そこを薔薇色に染めた彼がツリーの頂上に飾った色紙に書かれていた願いのメッセージはとても可愛らしく、子供らしいもの
〝願いのツリーさんおねがいします。お姉さまが、ずっと、お姉さまでいてくれますように。冬と私がずっと一生一緒にいられますように。叶えて下さい〟
【あ!ユキ駄目!これツリーに飾って叶えてもらうヤツだから見るの駄目!】
ハッ!と気付くなりそう云って胸に隠した陽菜はとても真剣で、本当に、誰にも見られずに願いのツリーの頂上に飾る事が出来れば、その願い事は必ず叶う。という迷信を信じきっている様子だ。だからだろうか?自然に優しい笑顔が作れて、優しい気持ちになれるのは?
【…ユキ?】
「うん。僕は陽菜のユキだよ。」
【‥‥‥】
「だから早く飾って帰ろ?姉さんも待ってるし、陽菜がまた体調崩したら、僕はイヤだよ。」
云いながら、すっかり冷たくなってしまった陶器色の白い頬にそっと唇を寄せ、ユキは陽菜の幼い恋心を手に入れた。今までで一番、何よりも温かな輝きに満ちたクリスマスイブ。
頬にされたキスが恥ずかしくて、そこを薔薇色に染めた彼がツリーの頂上に飾った色紙に書かれていた願いのメッセージはとても可愛らしく、子供らしいもの
〝願いのツリーさんおねがいします。お姉さまが、ずっと、お姉さまでいてくれますように。冬と私がずっと一生一緒にいられますように。叶えて下さい〟