ミク。
二人共毛布と羽根布団を足の先から頭の先まですっぽりと被り、特に陽菜の方はがっしりとユキにしがみ付き、隙間なんて何処にも無いくらい身を寄せて静かにしていたが、彼女が再び布団に潜り、寝入った気配に気が付くと徐々に落ち着いてきて、しかし、だからこそ今度は違う事で声を出してしまいそうになる。
【っ…‥!】
布団に逃げ込んだとは云え、それでもユキは紳士的で自分が入りやすいように布団の隅を持ち上げて先に入れてくれたし、急いでいた為乱れていた浴衣の合わせも裾もちゃんと直してくれたけど、自分は彼が入ってくるなり抱きついたせいで有余を与えなかったからだろう。彼の浴衣は裾がかなり乱れていて、それ以上に強く抱きついてしまっていた合わせが半分肩からずり落ちていて、健康的な白い肌が夜闇に栄えて目立ち、やたら色っぽい。
「陽菜?」
彼が、今日自分に付けてくれたばかりの名前を小さく呼ぶ。けれど、返せたのは返事では無く、緊張と恥ずかしさで染まってしまった赤い顔と、特定の相手にドキドキして熱っぽくなってしまった瞳だけ。
【…………っ、】
「……。」
急に、またキスされたらどうしよう。という気持ちになる。が、ただし嫌とか、されたく無いからでは無く、されたいけど‥でも…。という気持ちから。だから、どうしようも無くて
【私…‥やっぱり…‥…っ、ベッドで寝るっ!】
だから、自分でも自分が分からなくなってしまった陽菜はベッドに戻る事で一旦彼からも、自分の中でふつふつと沸騰を始めた気持ちからも逃れた。
【っ…‥!】
布団に逃げ込んだとは云え、それでもユキは紳士的で自分が入りやすいように布団の隅を持ち上げて先に入れてくれたし、急いでいた為乱れていた浴衣の合わせも裾もちゃんと直してくれたけど、自分は彼が入ってくるなり抱きついたせいで有余を与えなかったからだろう。彼の浴衣は裾がかなり乱れていて、それ以上に強く抱きついてしまっていた合わせが半分肩からずり落ちていて、健康的な白い肌が夜闇に栄えて目立ち、やたら色っぽい。
「陽菜?」
彼が、今日自分に付けてくれたばかりの名前を小さく呼ぶ。けれど、返せたのは返事では無く、緊張と恥ずかしさで染まってしまった赤い顔と、特定の相手にドキドキして熱っぽくなってしまった瞳だけ。
【…………っ、】
「……。」
急に、またキスされたらどうしよう。という気持ちになる。が、ただし嫌とか、されたく無いからでは無く、されたいけど‥でも…。という気持ちから。だから、どうしようも無くて
【私…‥やっぱり…‥…っ、ベッドで寝るっ!】
だから、自分でも自分が分からなくなってしまった陽菜はベッドに戻る事で一旦彼からも、自分の中でふつふつと沸騰を始めた気持ちからも逃れた。