ミク。
両手を祈るように組んで何を云われてしまうのかと不安で揺れるアメトリンで見上げてくる彼を前に、ユキはこれ以上彼を好きになってゆく自分自身に歯止めを打ちたくて、彼が自分に向けてくれている恋心は誤解や勘違いをしているだけだと否定しに掛かる。
「…陽菜。お前は僕に魔法だとか、お嫁になんて簡単に云ってきたけど、大好きな絵本やアニメと僕を同じにし過ぎだ。」
【え…‥】
「つまり、馬鹿。ガキってコト。」
何度か不可抗力で自分なんかにキスをされたせいで、キスされたイコール恋愛。一緒に同じベッドで寝ちゃったイコール結婚。なんて、絵本やアニメの御決まりストーリーと自分との事を同じに考えて、だから誤解しているだけなんだと、
…うん。そうかもしれない。と認めて欲しく無い事を小さな彼を攻めばむように打つけた。
「だいたいお嫁なんて、最終的にどうされるか知らないからシンデレラ気分で云えるんじゃないか!」
はい結婚しました。では、これからは毎日幸せに暮らしましょう。めでたしめでたし。で終わると信じているから、お嫁にして下さいなんて、あんな風に言えただけなんだと、乱暴に傷付ける言葉ばかりを並べ、いっそ嫌いになってくれと言わんばかりに八つ当たる。が、ユキにはそんな自分を止められ無かった。彼を好きだから大切にしたいと思う。けれど、好きだからこそ思春期で、望まぬうち望まぬ相手に一度オトコにされてしまった身体は好きだと自覚し、想いを深めれば深めた分その相手に疚しくなって、奥の方からじわじわと乱されてしまっていたからだ。
「…陽菜。お前は僕に魔法だとか、お嫁になんて簡単に云ってきたけど、大好きな絵本やアニメと僕を同じにし過ぎだ。」
【え…‥】
「つまり、馬鹿。ガキってコト。」
何度か不可抗力で自分なんかにキスをされたせいで、キスされたイコール恋愛。一緒に同じベッドで寝ちゃったイコール結婚。なんて、絵本やアニメの御決まりストーリーと自分との事を同じに考えて、だから誤解しているだけなんだと、
…うん。そうかもしれない。と認めて欲しく無い事を小さな彼を攻めばむように打つけた。
「だいたいお嫁なんて、最終的にどうされるか知らないからシンデレラ気分で云えるんじゃないか!」
はい結婚しました。では、これからは毎日幸せに暮らしましょう。めでたしめでたし。で終わると信じているから、お嫁にして下さいなんて、あんな風に言えただけなんだと、乱暴に傷付ける言葉ばかりを並べ、いっそ嫌いになってくれと言わんばかりに八つ当たる。が、ユキにはそんな自分を止められ無かった。彼を好きだから大切にしたいと思う。けれど、好きだからこそ思春期で、望まぬうち望まぬ相手に一度オトコにされてしまった身体は好きだと自覚し、想いを深めれば深めた分その相手に疚しくなって、奥の方からじわじわと乱されてしまっていたからだ。