ミク。
しばらくの間見つめ合って、何かしようものならそのままの流れでどうなるのか分からない空間が広がっていたのを話題を少し変える事で消し去ったのはユキの方だった。
「あ…。ずっとごめんね。大丈夫?」
【‥‥うん。】
ベンチの上に押し倒して押さえ込んだまま捕らえて抱き締めていた彼から一度身体を離して手を差し出すと甘えるように触れてきたが何気に痛みを堪えて後頭部を気にしている素振りだった為、さり気なく起き上がらせてから触れてみると、打ち身による小さなコブが出来ていた事を知る。
「…………っ、これ…」
【ううん!全然へーきっ!なんでも無いよ?】
一体、どれくらいの力でこんな小さな彼に暴力を振るってしまったのか?自分の失態を後悔して悔やむ表情のユキに、彼は相変わらずの好意を寄せ、心配しなくても良いと云わんばかりに全然へーきっ!なんでも無いよ?なんて云って笑顔する。だが、真実は真逆なんだろう事は見ればすぐ分かる。触れている指先にもズキズキという痛みの振動が伝わってくるし、コブは確実に熱を持って腫れ上がってきている。これではやられた本人の方がずっと酷い痛みに見舞われているだろうに、そんな事は絶対に云わない。一瞬も自分を責めようとはして来ない。…いや、そればかりか‥
【私。ユキが毎日大変で、苦しくて、でも泣きたいの我慢してるの知ってるから、こんなのへーきっ!なんでも無いんだ】
と云って気遣ってくれる。太陽よりもキラキラな黄金の金糸の髪にも負けないくらいキラキラな笑顔を向けて来て、とすっと胸に抱きついてくる。そんな彼が、どうしようも無く可愛い。
「あ…。ずっとごめんね。大丈夫?」
【‥‥うん。】
ベンチの上に押し倒して押さえ込んだまま捕らえて抱き締めていた彼から一度身体を離して手を差し出すと甘えるように触れてきたが何気に痛みを堪えて後頭部を気にしている素振りだった為、さり気なく起き上がらせてから触れてみると、打ち身による小さなコブが出来ていた事を知る。
「…………っ、これ…」
【ううん!全然へーきっ!なんでも無いよ?】
一体、どれくらいの力でこんな小さな彼に暴力を振るってしまったのか?自分の失態を後悔して悔やむ表情のユキに、彼は相変わらずの好意を寄せ、心配しなくても良いと云わんばかりに全然へーきっ!なんでも無いよ?なんて云って笑顔する。だが、真実は真逆なんだろう事は見ればすぐ分かる。触れている指先にもズキズキという痛みの振動が伝わってくるし、コブは確実に熱を持って腫れ上がってきている。これではやられた本人の方がずっと酷い痛みに見舞われているだろうに、そんな事は絶対に云わない。一瞬も自分を責めようとはして来ない。…いや、そればかりか‥
【私。ユキが毎日大変で、苦しくて、でも泣きたいの我慢してるの知ってるから、こんなのへーきっ!なんでも無いんだ】
と云って気遣ってくれる。太陽よりもキラキラな黄金の金糸の髪にも負けないくらいキラキラな笑顔を向けて来て、とすっと胸に抱きついてくる。そんな彼が、どうしようも無く可愛い。