ミク。
【お姉さま。ユキまたうちで私と寝て貰っても良いでしょ?】

《泊まって貰うのは良いとして、春にはベッドがあるんだから一人でベッドで寝て下さい。それに、》

それに、と云って御猪口を口元に当てる珠里夜が云った台詞はある意味見捨てるような大変冷たいもので、来年3月になったら、ただの春神である貴方は新しい育母の元に嫌でも行かなければなりません。でも、そうなったら冬は二度と泊まりには行けないんですよ?私だって何やら手に余るとか噂の夏神様を預かり、教育する以上、冬では無い貴方をかくまうワケにはいきません。良いですか?冬は悪まで最初に家出をし、それでも一人でやって来れた子だから上手くかくまえただけです。だから三月以降も私がかくまえるのは冬だけで、貴方は何があろうと無理ですから今のうち一人に慣れておきなさぃ。…‥と、いうものだったが、その後クイッと一気に酒を胃の中に流し込んだ彼女に掛けた陽菜の台詞も態度も負けず劣らずなモノで。

【それは私が一番知ってるの。だって、私まだ翼出せなくて飛べないし、だからユキと同じ所で働けないもん…。でも、だから今!一緒に居られるだけ居てここ出たら思い出いっぱいで頑張るって決めてる。それに、ベッドあるけどずっと私のベッドじゃないよ?最初はユキの。今は私だけど三月来たら夏神様のでしょ?だったらちゃんとした私のベッドじゃないし、そこに一人で寝なきゃダメって決まり何処にも無いもん。だから、私が私の寝たい場所自分で決めても良いでしょ?それでユキと一緒に布団に寝るって前決めたの。でも駄目なら今日からユキの家行って一緒に寝ます!】
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