ミク。
こういう時の彼は決まって独特の他者を弾き付けるオーラを放ち、神々しいまでの姿勢を見せ、それもそうかもしれないと思わせたり、物事を決断するようにと無言で背中を押して来る。だから、カッコいいとも思うし、一体何者になる力を秘めているのだろうと興味深くなって、誰よりも一番近くで視ていきたいと思ってしまう。が、
《なかなかの覚悟と意見ですね?》
【うん。でも私…陽菜間違い云ってないもん】
《もちろん云ってはいませんよ。春、やはり貴方は上の者を導く側近になる子ですね?》
【…うえ?ソキン??】
澄んだアメトリン色の瞳を瞬いて小首をかしげ、あまり云われた事を理解出来ていない彼に吹き出しながら珠里夜は彼の黄金の長い金糸の髪を優しく撫でつけ、まだ飲みかけの酒が入った御猪口を持って待機していた自分には望まぬ試練を与えて来る。
《では冬。これからは毎日春と一緒に寝なさい。》
「…毎日ですか?」
《当然です。なにせ貴方の家なんか今行ったらストーブもエアコンも無いんだから春が風邪ひく事はほぼ確実。ですから私が育母である間は行くような真似はさせられません。》
~…‥だから本当になんの試練ですか!姉さん、貴方は、今から約五年後の堪える練習でもしろってゆうつもりですか…?と頭と心で云いながら、でも、今のうち慣れといた方が約五年後、万一にも成長して彼が今以上に可愛くなってしまった場合の免疫にはなるんだろうか?なんて思考が浮かんできた自分に呆笑しそうになり、ユキはそれを温厚そうな笑みのポーカーフェイスでカバーしたまま彼女に礼を伝えた。
「色々迷惑掛けてるのに、春を理由にいつもありがとうございます。」
《なかなかの覚悟と意見ですね?》
【うん。でも私…陽菜間違い云ってないもん】
《もちろん云ってはいませんよ。春、やはり貴方は上の者を導く側近になる子ですね?》
【…うえ?ソキン??】
澄んだアメトリン色の瞳を瞬いて小首をかしげ、あまり云われた事を理解出来ていない彼に吹き出しながら珠里夜は彼の黄金の長い金糸の髪を優しく撫でつけ、まだ飲みかけの酒が入った御猪口を持って待機していた自分には望まぬ試練を与えて来る。
《では冬。これからは毎日春と一緒に寝なさい。》
「…毎日ですか?」
《当然です。なにせ貴方の家なんか今行ったらストーブもエアコンも無いんだから春が風邪ひく事はほぼ確実。ですから私が育母である間は行くような真似はさせられません。》
~…‥だから本当になんの試練ですか!姉さん、貴方は、今から約五年後の堪える練習でもしろってゆうつもりですか…?と頭と心で云いながら、でも、今のうち慣れといた方が約五年後、万一にも成長して彼が今以上に可愛くなってしまった場合の免疫にはなるんだろうか?なんて思考が浮かんできた自分に呆笑しそうになり、ユキはそれを温厚そうな笑みのポーカーフェイスでカバーしたまま彼女に礼を伝えた。
「色々迷惑掛けてるのに、春を理由にいつもありがとうございます。」